PR動画のカット数をカウントして分かったこと

僕は小説が好きでよく読みますが、ストレス無くぐんぐん読み進められるものもあれば、何度トライしても頭に入ってこないものもあります。

この違いは何だろう、と昔から考えていましたが、今は「作家による」のだと思っています。
その作家の、ものごとの切り取り方・話の展開が、気持ちいい。

 

さて、これは映画にも言えると思います。

シナリオをもとに、監督が映像化する。
そのストーリーの切り取り方、話の展開が気持ちいいかどうか。

映像だとこれは「カット割(わり)」に当たるでしょう。

 

「カット」とは、撮影の際、カメラの録画ボタンを押してから止めるまで。
「カット割」とは、シナリオのどこからどこまでを1カットで撮るか、言い換えると、どこでカットを入れるか。

野菜だって、ザク切りにするか、みじん切りにするかで、風味も食べ方も変わってきます。
同様に、シナリオをどうカット割りするかで、その映画の雰囲気はガラリと変わります。

一般に、カット割が少ないほどテンポはゆったりし、カット割が多いとテンポが早くなります。
カット数を意識することで、これから撮る作品の雰囲気を決めてしまえるとも言えます。

 

では、映画のひと作品は、どのくらいのカット数があるのでしょうか。

「映画 カット数」で検索すると、実際にカウントしたり分析している情報がたくさん出てきます。
例えば、こちらのブログ(https://ameblo.jp/wildewst-yellow-monkey/entry-12267771793.html)では、次のように挙げられています。

『ジョーズ』は2時間の作品で約1,000カット。
『ワイルドスピード SKY MISSION』は140分の作品で約3,800カット。

昨今のアクション映画の方が圧倒的にカット数が多い(画面展開が早い)のが分かりますね。

 

ここで、皆さんの身近な映像に話を転じると、よく見かけるPR動画はどうでしょうか。

今回、いくつかのPR動画のカット数をカウントして比べてみました。
※ざっとカウントしたので、厳密さには目を瞑ってください。

自治体・観光動画

◎広島県尾道市
https://www.youtube.com/watch?v=dApAwwgDGJo
3分34秒
43カット
1カットあたり約5秒

◎山口県下関市
https://www.youtube.com/watch?v=x0qYA53uSVA
2分36秒
40カット
1カットあたり約4秒

◎高知県小林市
https://www.youtube.com/watch?v=jrAS3MDxCeA
1分45秒
24カット
1カットあたり約4秒

海外の機材メーカー紹介動画

◎edelkrone
https://www.youtube.com/watch?v=uCeWaPczVQo
2分10秒
37カット
1カットあたり約3.5秒

◎TILTA
https://www.youtube.com/watch?v=9oO4_FfedP8
1分36秒
40カット
1カットあたり約2.4秒

◎Zacuto
https://www.youtube.com/watch?v=siBd-BUJMrg
1分20秒
41カット
1カットあたり約2秒

 

もちろん、内容によって違ってくるので、これが基本だなどと言うつもりはありません。
適当にピックアップしたこれら6本の動画を見る限りでは、自治体のものより機材紹介の動画の方がテンポが早い、というだけのこと。

ただ、撮影前に「今回どのくらいのカット数が必要だろうか?」と悩むことって意外と多いです。

何かの使い方を説明するような動画や、ドラマ風などは、何を撮ればいいか、明確です。
一方で、「PRする」「紹介する」といった目的の動画で、カット数に悩む。

こんな場合、とりあえず「40カットほどあれば形になる」というのは、一つの発見ではないでしょうか。

参考になる動画を見つけたら、是非そのカット数を数えてみてください。
そこから、撮るべきカット数を見積もってみるのも面白い企画方法だと思いますよ。

 


【PR】


さいたまのホームページ制作運用定額プラン2x2(ツーバイツー)のご案内


長尺動画制作パッケージのご案内│新浦和映像