様々な利用用途が広がる3Dプリンター。今や食べ物を生み出しています。

先月スペインで開催されたモバイル機器の見本市「Mobile World Congress 2019」で、3Dプリンターを使った菜食者向けのビーフステーキが公開されたそうです。

ちなみに3Dプリンターとは、どういったものなのでしょうか。3Dプリンターを販売しているリコーのHPではこのように記述されています。

『3Dプリンターとは3DCADの設計データ(STLデータ)をもとにして、スライスされた2次元の層を1枚ずつ積み重ねていくことによって、立体モデルを製作する機械のことを指します。』
引用:3Dプリンターとは?(http://www.ricoh.co.jp/3dp/what/

食材を3Dプリンターで

もともと製造業を中心に広まった3Dプリンターですが、今や建築や医療、教育などの幅広い分野で普及が進んでいます。そして今回ご紹介するのは食材を3Dプリンターで生み出す試みです。

こちらがその動画ですが、3Dプリンターで作ったものを通常のステーキと同様に鉄板で焼いているようです。それほど厚みはなく見た目はイマイチですが…歯ごたえや味はどうなのでしょうか。気になりますね。

動画:3D-printed ‘beef steak’ wows crowd at Mobile World Congress
(ロイター/ニュースサイト)

次の記事には、廃棄食品を使ってクラッカーのような食べ物を3Dプリンターで作り出す試みについて記載されています。

記事:These Two Dutch Students Create 3D-Printed Snacks From Food Waste
(フォーブス/ニュースサイト)

発案者はなんと大学生。毎日たくさんの食品が捨てられていることを知り、3Dプリンターで廃棄される食品をリサイクルするというアイデアを実現させたのだとか。最初はペースト状にした古いパンに香辛料を加えたものをプリンターに注入して作っていたのだそうです。そして最後に水分を飛ばすためにカリッと焼けば完成です。今では果物や野菜なども加わって、今後は企業と共同で事業展開する予定だそう。面白いですね。

最後にご紹介するのは、昨年末にオープンした3Dプリンターで作った料理を出すレストランです。

記事:Pixels to plate: Dutch chef uses 3D printers to create tasty works of art
(CBS/ニュースサイト)

シェフによるとレストランを訪れるお客様を驚かせたい、何か特別なものを提供したいということから、3Dプリンターを使った料理を出すことにしたのだそうです。設計図通りに制作できる3Dプリンターを使えば、人の手では不可能な形のデザインも可能ですからね。ただ、材料によっては機械に詰まってしまうそうですが…。

いかがでしたか。今や3Dプリンターの利用範囲はとても広くなっています。近い将来、家庭でも3Dプリンターで作られた料理を食べる日がやってくるかもしれません。

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