携帯電話を預けると食事が無料?イギリス大手レストランチェーンの取り組み

スマートフォンやタブレットなどの普及にともない、「常にインターネット環境にいないと不安に感じる」といったネット依存は日本だけではなく世界的な課題となっています。

総務省情報通信白書によると、ネット依存傾向が高い層は10-20代です。ただ30-40代、50代以上であってもその割合は増えており、若い世代だけの話ではなくなりつつあります。
また「家族・友人・知人と過ごす時間を削ってネットをしている」という割合も増えてきており、ネット利用が現実生活に与える影響は計り知れません。

みなさんは、食事中など家族団らんの時間にスマホを使うことはありますか?

今回はスマホとの付き合い方について考えるきっかけになればと、先日海外で報じられたニュース記事をご紹介します。

家族の時間を大切にしてほしい、そのための取り組みとは

ネットの利用時間をいかにコントロールするか?は、今や、子どもに限ってのことではないことがうかがい知れます。親世代にとっても切実な問題です。

そんな中、イギリスのレストランチェーンが先日面白いキャンペーンを行っていたと、イギリスの各ニュースサイトが報じていました。

イギリスに250店舗を展開している『Frankie&Benny’s』が、来店後に携帯電話を店側に預けて食事をすれば、子どもの食事料金を無料にするキャンペーンを試験的に導入したというものです。(11月29日から12月7日にかけて開催)

店内に「携帯電話なしゾーン」を設けて、入店した家族は到着時に携帯電話を箱に入れることが奨励しています。ただし、強制ではないとのこと。

その目的は、食事をしている間に家族がお互いに話し合うよう促すためです。

きっかけは、「スマホを手放せない親」の実態

このようなキャンペーンを実施したのは、店が1500人の親子に向けて行った調査が背景にありました。

その調査によると、『イギリスの子供の72%が、親に携帯電話使用を減らしてもっと自分たちと話す時間を増やしてもらいたいと望んでいる』と答え、さらに家族の食事中に親が電話したことがある割合が25%を超えていたとのこと。

またMSNニュースによると、店の広報部門の担当者は「Frankie&Benny’s」の店に入れば、家族をまず最優先させてもらいたい。そうお客様を促すには何が必要か?と考えたとき、家族に数時間だけ携帯電話から離れる機会を作ることが、家族の時間を作る素晴らしい方法だと考えたのです」と語っています。

このキャンペーンが好評だった場合は、期間限定を撤廃する方向も考えているそうです。

ネットとの付き合い方は、まず親が行動で示すこと

現代人は意識するしないにかかわらず、1日24時間ずっと、何かしらのネット環境にさらされている中で暮らしています。

子どもがネットに依存しすぎないためには、親はただ言葉で伝えるだけではなく、親自身がネットに触れる時間を管理して、ネットに振り回されずうまく付き合っていく方法を行動で示すことが大切ですね。

参考:https://www.bbc.com/news/business-46369736
参考:https://www.msn.com/en-gb/news/uknews/frankie-amp-benny%E2%80%99s-trials-%E2%80%98no-phone-zone%E2%80%99-for-families/ar-BBQf2LX

 

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