日本ではあまり浸透していない「ICT」という言葉の意味するところ。

長期的な経済の伸び悩みや、少子高齢化によって、日本経済は大きな岐路を迎えています。特に、今後深刻な影響が出ると予想される人口減少時代において、持続的な成長を確立するためにも、ITの活用は必要不可欠です。この中でも特に、人・モノ・組織・地域など、あらゆるものを「繋げる」ことで、新たな価値を創造するとして、ICTに注目が集まっています。果たして、ICTとはどのような仕組みなのでしょうか。

1.ICTとは何か?

ICTとは、「Information and Communication Technology(情報通信技術)」の略称であり、今までのITとあまり意味の違いはありません。しかし、ITとは違い「Communication」という言葉が入っていることからわかるように、コミュニケーションの重要性を強調しているといえるでしょう。こうした変化は、ITを利用する端末がパソコンからスマートフォンへ変化し、利用シーンが大きく変わってきたことや、IoTやAIの発展により、機械で出来ることが大幅に増えてきたため、機械では難しい「Communication」により焦点が当たってきたといったことがポイントであるといわれています。海外では、ITよりもICTという言葉を利用することが一般的になってきたといわれているほど、ITからICTへの変化は注目されているのです。

2.ICTという視点から期待されている技術

ITの発展に伴い、ICTへの変化が生み出されました。この変化に従うように、日々のビジネスに大きな影響を与えつつある技術がIoTとAIです。このIoTとAIについて簡単に説明していきましょう。


2-1.IoT
IoTとは「Internet of Things」の略称で、「モノのインターネット」と訳されることの多い言葉です。一般的に、インターネットというと、パソコンやスマートフォンなどの通信機器を内在した端末によって利用されるのが当たり前といえるでしょう。
しかし、このIoTでは、例えばテレビやエアコンといった家電や、工場の機械など、今まで通信機器とは別枠としてとらえられていたものが、インターネットに繋がっていくことで、より人々に便利なサービスが提供できないかと考えられた仕組みです。結果的に、通信機器を内在した多くの機械を利用して得たデータをうまく活用することで、今まででは考えにくかったサービスが生まれつつあります。
2-2.AI
AIとは「artificial intelligence」の略称であり、日本語では、人工知能と言い換えることが出来ます。人工知能とは、人間に備わっている機能の一部である、「考える」ということを、ソフトウェアなどの機械に代用してもらおうという考えから生まれた技術です。現在では、人が話す言語を理解して意味をくみ取る技術や、様々な経験からより効率的なやり方を学習する技術などが代表的です。しかし、ビジネスで利用されている多くのAI技術は、本当の意味でのAIではなく、単に演算能力が高まっただけで新しい技術ではないという意見も数多く聞かれます。果たして、本当の意味でのAIは私たちの生活にどのようなインパクトを与えてくれるのでしょうか。注目です。

3.ICTは、すでに経済活動に大きな影響を与えている

インターネットの出現により、私たちの生活やビジネスシーンは大きな変化が生まれています。また、金融と技術を合わせたFinTechという分野では、まさにICTの伸長により、大きな変化が生まれつつあります。クラウドファンディングやオンライン決済などは、最もわかりやすい例といえるでしょう。
また、2017年に非常に注目された仮想通貨の仕組みも、このFinTechの分野であり、また「繋がる」という意味でブロックチェーンという新しい技術を生み出しました。更に、遠隔で仕事を行っていくテレワークについては、現在13.9%の企業で導入されていて、労働生産性向上などのメリットが注目されています。ICTという「繋がり」「Communication」に注目したITの伸長には、ますます目が離せなくなってきているのです。

<まとめ>

ITの技術革新は、ついに人間の「繋がり」や「Communication」に大きな影響を与えるまでになってきました。その端的な変化が、ITからICTという言葉の変化です。この変化は、日本だけでなく全世界的なものであり、また、IoTやAIといった最先端技術や、FinTechなどの注目されているビジネス分野で大きな影響を与えています。
私たちは今まさに進化の真っただ中に身を置いているのです。

 

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