最近のウェブサイトはパソコン版・スマートフォン版にひとつのHTMLで両対応するレスポンシブデザインが主流になってきました。インターネットを閲覧する環境がパソコンだけだった時代から、スマートフォン・タブレット端末・テレビ・ゲーム機に至るまで様々な機器で閲覧できるように変わり、それぞれの表示領域に合わせて伸縮する必要が生まれたのです。

制作者側の話になってしまい恐縮ですが、レスポンシブデザインという手法ですべてOKというわけにはいかないのです。
ひとつのHTMLですべての表示領域で見やすく、ウェブサイトの目的を達成するための基準をどの機器からも完全に満たすというのは自由が効かない部分も多々あるというのが現実です。

・画像はそれぞれの画像を伸縮処理をするだけ
→文字量が多い画像などの場合、縮小処理のみだとスマートフォンで視認性が落ちることがある

・コンテンツの並び順はサイト幅が縮まるのに合わせて縦に並び替えるだけ
→スマホは細長い表示領域で縦にスライドして閲覧するが、並び替えのみだと情報の優先度に食い違いが起こることがある

・液晶テレビなどの機器でパソコン版の表示よりも大幅に広がるときの処理
→ナビゲーションやコンテンツの位置関係の整合性がとれなくなることがある

これらはほんの一握りの問題ですが、すべて解決しようとすると、表示機器ごとの「切り分け」処理が必要になり、例えば1つのサイトに対して複数サイト分の設定ファイルを用意しなくてはならない、ということになります。

それらはコスト面でも開発時間面でも現実的ではなく、情報の優先度や表示機器の優先度を事前にお客さまとすり合わせ、どこまで対応するかを明確にしておかなくてはなりません。

角田角田