テレビや新聞のニュースとインターネットのニュースの最も大きな違いのひとつは、読者が記事に対してコメントを寄せられることです。テレビや新聞のニュースは発信者からの情報を読者が一方的に受け取るだけですが、ネットニュースでは読者からのコメントをあわせて読めるサイトが多く、他の読者がニュースに対してどんな感想を持ったのかを知ることができます。読者の生の声を知ることができるのはネットニュースの大きな特長だと言えるでしょう。

ただし、このコメントを「国民の総意」のように信じ切ってしまうのは良くありません。なぜなら、同じ内容のニュースでも、サイトによってコメントの傾向がまったく異なるからです。

例えばFacebookと連動したコメント欄を設置しているサイトでは、基本的に実名でコメントが投稿されるため、比較的良心的で柔らかいコメントが寄せられることが多いです。一方、匿名でコメントができるサイトでは特に過激な批判のコメントが付きやすい傾向があります。それだけを読めば「日本人はみんな怒ってるんだな」と思えても、他のサイトやSNSなどでの反応も見てみると、批判的なのは一部のニュースサイトのコメント欄だけだった、なんていうこともよくあるのです。

インターネットでは誰でも簡単に情報が発信できる分、本当に正しい情報なのかどうかは自分で見定めなければならないというわかりやすい例だと思います。

野島野島