3月は引っ越しシーズンですね。私は今すぐに引っ越そうと考えているわけではないのですが、良い物件があれば引っ越そうと思ってまして、時々不動産検索サイトを見ています。
そうすると、見るサイト見るサイトに不動産検索サイトの広告ばかりが表示されるようになりました。表示される広告の中に中古の一戸建ての広告があり、そこから辿って代々木上原の2億円の家とか、町田にある9億円の家、横浜にある12億円の家をおもしろがって見ていたら、高級中古戸建てばかりが広告に表示されるようになりました。データ上は、私は高級な家を探すお金持ちに見えていることでしょう。

似たような経験をされている方はたくさんいらっしゃるんじゃないでしょうか。
まるで自分の趣味や行動をインターネットに見透かされているような気持ちになって、少し気味が悪いですよね。

このような広告は「リターゲティング広告」といって、特定の広告をクリックしたり、サイトを閲覧した人に表示する広告です。

仕組みは意外と単純です。ブラウザには「クッキー」と呼ばれる閲覧履歴やログイン情報を保存しておく領域があります。上記の私の行動でいくと、

  1. 不動産検索サイトを訪れた際に、何月何日の何時何分にこのサイトを訪問した、というデータがブラウザのクッキーに記録される
  2. 各サイトの広告表示プログラムが、ブラウザのクッキーを参照する
  3. クッキーに不動産検索サイトのデータが残っていたら広告を表示する

という流れです。だから、誰かから監視されていて情報が漏れている、というわけでありません。安心してください(でも気味悪さは残りますね)。

そして、だいたいどの広告も「サイトの訪問から◯ヶ月以内の人に対して広告を表示する」という設定がされているので(ホットなお客さんにアプローチした方が効果的ですよね)、その指定された期間を過ぎると広告が表示されなくなる、という仕組みです。

打ち合わせの中でお客さんに参考サイトを見せる時に、うっかり変な広告が表示されないよう、怪しいサイトを見る時は履歴が残らないようにシークレットウィンドウで見たり、打ち合わせの前に閲覧履歴を削除したりしている、というのはここだけの話にしておきます。

新田新田